ロタウイルスワクチンの啓発活動

Dr.かたおかの診療日誌

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2011/01/16

今年中にロタウイルスワクチンが承認発売される予定。

乳幼児に多いロタウイルスによる胃腸炎はノロウイルスによるものよりずっと重症化しやすい。感染力も強い。

ロタウイルスのワクチンは10年以上前に一度製品化されたが腸重積が起きるという重大な副作用のために1年で中止となった。

今回登場予定のワクチンはこの副作用の問題をクリアしたということで副作用の問題はないとのこと。

飲むタイプの生ワクチン。

接種時期は生後6週から6ヶ月までに2回か3回（メーカーによって異なる）。

今年の発売にむけてワクチンの啓発活動をするということで、日本小児科医会から啓発活動の冊子の編集委員に加わることになった。

6ヶ月以降の接種はできないので、保育園で胃腸炎に感染するのは困るというので接種を希望しても6ヶ月を過ぎていたらダメ。

これがこのワクチンの啓発に一番問題になるところ。

ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンとの同時接種が一番リーゾナブルだろう。