2011/01/28
今年の学生見学実習は駅伝君の見学で始まったが、今週と来週2週続けて東大の学3(5年生)が来ることになった。小児科のクリニカル・クラークシップの一環とのこと。
今日はどんな学生が来るかと思ったら、髭を生やしたおっさんではないか。
42歳で子持ちとのこと。社会人生活をしていたが思い立って医学の道を志し、38歳で東大理三に合格したらしい。
他の道から医学へ転身してきた人はモチベーションがしっかりしていてとても熱心。この学生さんもとても熱心であった。
子どもさんがまだ小さいと言うことで、しっかり小児科を見学していってもらって家に帰ってわが子に還元してもらえればいいかなと思う。
ヒブも肺炎球菌もすでに接種しているというが、B型肝炎は接種していないという。
だってB型肝炎は輸血か母子感染以外では感染しないでしょう。うちは大丈夫ですから、と言う。
これは間違い。
B型肝炎の水平感染は少なからずある。
父子感染だってあるし、保育園での感染も報告されている。性感染症としての側面も見落としてはいけない。
B型肝炎訴訟の和解案では輸血と母子感染が除外できたら残りはみな予防接種の回しうちによる感染だと推定するという理屈だがこれはおかしいのである。
と、説教をたれる。
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