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かたおか小児科クリニック

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病児保育での「隔離」

2011/02/25

 病児保育では水痘やインフルエンザなどと診断されている場合、「隔離室」での保育となる。

ところが隔離室の定員は2名。同じ病名なら2名入れるが、病名が違えば一人しか入れない。

 今のようにインフルエンザが多いとどうしても隔離室はインフルエンザの子が入ってくる。アデノウイルスやRSウイルス感染と診断のついた子がいた場合、隔離室に入れたいと思ってもなかなか入れない。

かといって、一般保育室の方であずかるかというと、これも診断がついてしまったらなかなか難しい。

ウイルスの迅速検査がされずに「上気道炎」とか「喘息性気管支炎」とかの診断がつけられている場合は「隔離室」ではななく「保育室」であずかる。

後になって「アデノウイルス」や「RSウイルス」とわかることがあるが、「隔離室」が空いていないと「保育室」ではあずかることができなくなる。

なので「病児保育」の利用を考えている親御さんの場合はきちんと診断をつけない方がよいと言うことになる。

あるいは患者さんの方でもあまりきちんと診断しないで「風邪ですね。抗生剤を出しておきましょう。」というようなドクターに意見書を書いてもらった方がよいということになる。

なにか、おかしい。

一度、「隔離」の扱いをどうするか関係者で話し合う必要があるな。


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