2011/03/01
そろそろインフルエンザのも峠を越えるかと思っているのだがなかなかそうはいかない。
全体としては数は減っている。でも全然ヒマにならない。
今週に入っての2日間でインフルエンザの新患は20人。A型3人、B型17人。
圧倒的にB型優位になってきている。
例年のことだがB型は遺伝子的に「タミフル耐性」というわけではないが、タミフルは効きにくい。
高熱になる事はあまりないがその代わりだらだらと熱が続く。
タミフルやリレンザを使っても5日6日の熱というのは結構ある。
なのでB型と判明したときは本人の具合が悪くなければ抗ウイルス薬を強くお勧めすることはない。
そもそもインフルエンザは抗ウイルス薬を使わないと治らないというものではない。
基本的には「勝手に」治る。
それが昨シーズンの新型騒ぎで「あっという間に重症化する」「早期の抗インフルエンザ薬投与がカギ」などと煽られたため、医療界にも何となく慌てて使わないといけないような気分が充満するようになった。
今の状況ではそういう事もなさそう。
また、元のスタイルにもどろうかと思う。
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