2011/04/04
今日のNHKの「あさイチ」でワクチンの問題が放映された。感染研の岡部信彦先生、成育医療センターの齋藤昭彦先生がコメンテーター。
ワクチン接種後の死亡例が続いた件では、ワクチンとの因果関係は認められないという立場で説明されていた。説明は全く当たり前のことなのだが、ワクチンの心配するお母さんのインタビューとの兼ね合いから言うと、やはり心配なものは心配という所を吹っ切れない様な構成だった。
理屈ではなく気分ということだろう。
岡部先生が言っておられたようにまだ日本では医師も患者も同時接種に慣れ親しんでいないというところに問題がある。
これは、まだまだ現場でも説明していかなくてはならない問題。
当院ではこれまで通り同時接種をすすめているつもり。
ポリオワクチンについては不活化ポリオのことが紹介されていたが、不活化ポリオのデメリットはほとんどない。
この番組後に急に当院の不活化ポリオの申し込み件数が跳ね上がった。
ちょうどポリオワクチンの集団接種が始まる時期なので反響は大きそうだ。
子宮頸がんワクチンについては天草の島田康先生が登場。
天草では全額助成ではなく3割負担があるらしい。これでは接種率が上がらない。
全国的にはワクチン不足で接種したくても接種できない。
当院でも新規受付は中断している。
夏頃には出回ると言うがどうだろうか。
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