2011/07/04
少し前に夏かぜが出てはいるが微増だと書いた。この土日でどうやら様相が一変。
今日は朝から夕方まで夏かぜ一辺倒の外来となった。
まず、手足口病。高熱が多い。発疹が手のひら足の裏といった典型的な場所だけでなく腕や腿など全身にわたる。水ぼうそうではないかと言うことで隔離診察になった子もいる。
ヘルパンギーナ。典型的なのどの所見を伴う子が急増。熱はまる1日程度。手足口病との境目がわかりにくいケースもある。
アデノウイルス咽頭炎。結膜炎を伴う咽頭結膜熱は少数。ほとんどが咽頭炎だけ。咳鼻水を伴うものもある。休日診療所で初診だった子はもれなく抗菌薬を投与されている。どうせ一日しか出さないのだから必要だと思ったとしても明日かかりつけ医で処方してもらいなさいと言えばよいのにと思う。カロナールだけでいいじゃないか。
溶連菌感染症。これがめっきり少ない。
たまにあってもアデノウイルスとの混合感染。迅速検査陽性なので抗菌薬を使ってもなかなか熱が下がらない。次にアデノウイルスを調べてみたら陽性だったりする。
とにかく、急に忙しくなった月曜日であった。
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