2011/07/22
幼稚園、学校は夏休みに突入。例年夏休みになったとたんに患者数は減る。今年もそうなのだが、発熱の患者さんがやたらと多い。
発熱のほとんどが「夏かぜ」と言われるウイルス感染症。
ワクチン接種の後の発熱も混ざっているが、それも夏かぜだろうと思われる。
手足口病が例年になく多くて、あまり典型的ではないケースが多いのがこの夏の特徴。
ただ、発熱直後に駆け込んでこられる方が多いので、診断がつかないこともある。
よくわからない時は、翌日も受診するようにお話ししている。
「夏かぜ」に見えて、その後「心筋炎」だったことがわかる、などというケースもまれにある。
ヒブ、肺炎球菌ワクチンが使えるようになって細菌性髄膜炎が子どもの病気のロシアンルーレットから消えつつある状況なので、「激症型心筋炎」が怖い病気の上位に進出してきているようだ。
心筋炎を予防するワクチン、できればいいのに。
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