2011/08/02
今シーズンから小児へのインフルエンザワクチンの接種量が変更された。
これまでは、
1歳未満 0.1lm
1歳ー6歳未満 0.2ml
6歳ー13歳未満 0.3ml
13歳以上 0.5ml
とたいへん複雑なもの。
これが今期からは
6ヶ月ー3歳未満 0.25ml
3歳以上 0.5ml
この二つの区切りだけになった。
やっと世界標準の接種量になった。
従来から、ワクチンを接種してもインフルエンザにかかってしまったということが多く、インフルエンザワクチンの有効性は他のワクチンに比べて低かった。
この原因の一つに接種量の少なさがあげられていた。
どうして、こんなややこしいことになったか。
小児の接種量を決めるとき発熱などの副反応をできるだけ避けたいということが、ワクチンの効果より優先されたからということだ。
ワクチン接種後の発熱は、なければそれにこしたことはないが、一時的なもので自然に解熱する。
今回の変更で世界標準と同じになったが、多分接種後に熱の出る子どもは増えるだろう。
それは、別に心配することではない。
熱は出ないが効かないワクチンより、熱は出るけど効くワクチンの方がよい。
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