2011/08/17
保健所の1歳半健診から 保育園の健診に出かける。
お盆休みで登園児は少ないかと思っていたらそうでもない。
みな、ちゃんと出てきている。
元気で無症状なのだがのどや口の中を見てみると口内炎のある子が結構いる。
聞いてみると、2-3日前にのどが痛かったとか、よく見ると手足に発疹があったりして手足口病を疑わせる症状がある。
手足口病はこんなケースが多くて、目くじら立てて探し出せばいくらでも見つかる。
見つけて片っ端から登園停止にしたところで、すでにまわりにはウイルスがばらまかれたあと。
しかも、この後も何週間にも渡ってウイルスは出続ける。
これが手足口病というものなので、登園停止で園内での流行を防ぐことはできない。できることと言えば、この病気は唾液や便からの経口感染なのでしっかりと手洗いをするという事くらい。
このことをわかっていない無認可園では手足口病の「治癒証明書」を求めてくる。
「感染のおそれがなくなった」という証明を求められてもそんな証明は不可能。
保育園関係者、特に民間の無認可園の関係者の方にはこのことをよくご理解頂きたいと思う。
また、リンゴ病(伝染性紅斑)は手足口病と違って診断がつくときにはすでに感染力がない。
こちらも「治癒証明」を求めることはやめて頂きたい。
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