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かたおか小児科クリニック

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超音波の出番

2011/10/04

 生後1ヶ月で嘔吐回数が増えているという赤ちゃんがきた。噴水状にぴゅっと吐くこともあるという。

 こういうとき、一番最初に思い浮かぶのは「肥厚性幽門狭窄症」。

これは見学実習に来ていた学生さんたちとて同じだろう。

典型的なケースでは嘔吐のために体重が減ってお腹がぺちゃんこになり、触ると厚くなった胃の出口の筋肉をころっと触れる。

今日の子はまだ嘔吐が始まって1週間くらいで体重も順調に増えているしお腹の腫瘤も触れない。

多分違うだろうと思われるが、違うという診断もまたむつかしい。

こういうときは超音波検査の出番。

先日新しくした超音波診断装置を使ってみることにした。

うちではお腹の診察にすぐ超音波というスタイルではないので超音波検査の出番はそう多くない。

とりあえず典型的な「肥厚性幽門狭窄症」の画像ではない事はわかる。

しかしそれだけでは診断はつかない。

最終判断は金曜日に見学に来ている小児外科のK先生と一緒にもう一度超音波で見ることにして出直してもらうことにした。

何事も勉強だな。

 

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