2011/10/06
昼休みを利用して川崎市の「こんにちは赤ちゃん訪問事業」の訪問員をされている方たちに予防接種の話をしに行く。
川崎市では親御さんの方で情報を集めない限り、初めて予防接種に関する公式情報に接するのは3-4ヶ月健診の時である。
3-4ヶ月健診はBCG接種も兼ねている。
これから受ける予防接種の予診票の束を受け取ってBCGを受ける。BCGは生ワクチンなので次にワクチンを受けることができるのは4-5ヶ月になった時点である。
ここからヒブ、肺炎球菌、DPT三種混合とうけはじめることになるのだが、これでは遅い。
ヒブや肺炎球菌で起きる細菌性髄膜炎の発症ピークは6ヶ月から12ヶ月にある。
予防するためには6ヶ月時点では3回目が終了していたい。
百日咳も6ヶ月以下でかかると重症になるのでそれまでには3回終了しておきたい。
となると、これらのワクチンは3ヶ月健診の前に受け始めないとならない。
BCGの前にヒブ、肺炎球菌、DPTを接種しましょうという事をどうやって親御さんに伝えるか。
広報手段はいろいろある。
その中の一つとして「こんにちは赤ちゃん訪問事業」のお力を借りたいと言うことである。
2時から午後の診察の予定でそれまでにクリニックに戻る予定だったが質問がたくさん出て時間超過。
午後の予防接種開始が遅れて渋滞が生じた。
それでも、質問がたくさん出て、理解していただけたのではないかと思っている。
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