2011/12/11
神保町の日本教育会館で開かれている第15回日本ワクチン学会に出てきた。
小児循環器学会と小児救急学会は昨年退会した。どちらももう10年以上学術集会に出ていない。代わりといってはなんだがワクチン学会にはよく出ている。小児科医としての針路変更ということだろう。ちょっと遅きに失した感はあるが。
ワクチン学会は昨日から開かれていて、今日は2日目。聴きたい話は昨日に集中していたのだが、昨日はインフルエンザ特別接種枠で夕方までクリニックに釘付けになっていた。
今日は早起きしてバルサーレアルの一戦を観てからの出動。出足からすでに疲れている。
一般演題の同時接種のセッション。
疑問や期待にこたえてくれる発表はなかった。
教育セミナーでは川崎医大教授の中野貴史先生の講演を聴く。中野先生は大学の5年後輩と言うことを先日話していてはじめて知った。
複数ワクチンの使い分けという話。ポリオワクチン、HPVワクチン、ロタワクチンの話を中心にして特徴を理解して上手に使い分けしようということ。
セミナーのスポンサーが使い分けすべきワクチンメーカーの一方と言うことで、なかなか話の持って行き方が難しそうだった。
私自身も似たようなセミナーの講師をしたことがある。
ワクチンの「啓発」はワクチン企業にとっては「販売促進」と等価。
少しでも多くの子どもがワクチンの恩恵を受けることができれば、そんなことどうでもよいのだと思っている。
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