2012/02/01
今週に入って急に忙しくなってきたが今日は 休診日である。午後に保育園の健診とエアコンの交換で業者との話。夜は乳幼児健診研修会で司会をする。
乳幼児健診研修会の講師は平岩幹男先生。乳幼児健診などの分野では第一人者である。
1時間の持ち時間の間に講演依頼をして言って欲しかったことをぴったりと言っていただけた。
「様子を見ましょう」は時として犯罪的だと言うようなことを話された。
確かに5歳健診で発達障害の疑いがあれば、何らかのアクションを起こさねばならない。自分で限度を決めて「様子を見る」ことができる医師はそう多くはない。何らかのアクションを起こすとなると、発達障害児になれた医療機関を紹介することになる。この受け皿が難しい。
川崎市でも療育センターがあるにはあるが、療育センターは主として集団を対象とした療育。個別の療育のシステムはできていない。
今求められているのは個別対応ができる療育施設、医療機関である。これが少ない。
新規の予約が1年待ちとか2年待ちとかいう所もある。
「発達障害の疑い」と言うことを告げてもその後のフォローができなくては不安を煽るだけである。川崎市ではこの受け皿を拡げることが当面の課題と考えられた。
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