2012/07/24
夏休みに入って7月も下旬となっているのにいつもの年みたいにクリニックがヒマにならない。
終了間際の発熱の駆け込みも多くて毎日延長戦になっている。
何が多いのかとふりかえってみれば「夏かぜ」とおぼしき発熱。
これがワンパターンではなくていろいろ。今週に限って言えば、一目でヘルパンギーナだ、溶連菌感染症だ、アデノウイルスだとわかるようなものは希だ。年長児の咽頭炎では溶連菌は外せないので検査してみるが、これがほとんど陽性に出ない。咽頭扁桃炎で溶連菌が出なかったらまずウイルス感染と考えてよい。
アデノウイルスもあまり引っかからない。
結局エンテロウイルス系の「夏かぜ」と言うことになるのだろうか。よくわからないのだがみな勝手になおっていっている。
こういうときに要注意なのは、時々「夏かぜ」じゃない大物が混じっていること。
菌血症・髄膜炎だったり、川崎病だったり。時々冷やっとすることがある。
先日大変だったのは中国語の「手書きの」予防接種手帳。罫線だけの冊子で全部手書きなのだ。次はどれを受けたらいいのかと、先月来日したばかりの中国人のお母さんと判じ物に取り組んで大汗をかいた。
保育園は夏休みがないのでいくら夏かぜが流行っても「学級閉鎖効果」は望めない。
まだ、しばらくこのペースは続きそうだ。
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