2012/09/26
例年秋から冬にかけて流行するRSウイルス感染症。今年はすでに昨年の11月並の報告があるそうだ。本当に流行のピークが高いのかはよく考える必要がある。
昨年から1歳未満児への検査が健康保険でできるようになったので検査の件数が増えたからなのか。
当院でもこのところ週に数例ではあるが、RSウイルスとおぼしき気管支炎の患者さんが出ている。1歳以上だと症状もちょっとしつこい風邪と言うところなのであえて検査代持ち出しで検査することはしていない。
ところが、そういう風邪の患者さんの小さい弟や妹が重い風邪症状を呈してやってくる。検査してみるとRSウイルス陽性。
生後3ヶ月以下だったり、酸素飽和度が下がっていたりするようなら入院を勧めているが、この夏以降はそういうケースはまだ無い。
昨日はちょっと迷うケースもあったが、細菌感染合併などがなければ入院しても決め手となる治療はない。酸素投与や無呼吸の監視が必要か、持続点滴が必要か、その当たりが入院のポイント。
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