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かたおか小児科クリニック

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連休明けとRSウイルス感染症

2012/10/09

 運動会のお疲れと連休明けが重なるとさすがに大変。しかも、午後は横浜の県医師会館で会議があって4時前まで抜ける事になる。

 せき、鼻水、熱の風邪が大挙して押し寄せる。

これは怪しいと思ってRSウイルスの迅速検査をするとほぼ100%陽性。どうかな、違うかな、と思って検査したのはたいてい陰性。

経過を聞いて診察したらRSの診断がつくという自信が出てきた。

こういう状況は、インフルエンザの流行期と同じである。こういうことを言えるのは流行のある局面だけ。もう少し経つとまたわからなくなる。

他所のクリニックで乳児喘息の診断を受けたというお子さん。これはぜいぜいする風邪ですよとRSウイルスを調べたら陽性。だいたいゼロ歳児に「喘息」という診断をつけること自体結構冒険なのである。

RSウイルス感染症に治療がないからと言って調べないでいると、余計なことをして、余計な心配をかける。RSという診断で心配をかけてしまうがそれは余計な心配ではない。

1歳以上だとRSウイルスの迅速検査は健康保険の適応にならないので、1-2歳の微妙なケースで困ることがある。最近はインフルエンザウイルスA/BとRSウイルスが同時に検出できるキットがあって、これを使えばインフルエンザの疑いで検査すればおまけでRSウイルスの検査もできてしまう。

もう近隣ではインフルエンザの患者さんも出てきているので、インフルエンザかRSかという鑑別も大事になってきている。


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