2012/10/25
4種混合ワクチンの供給不足という話が広がっている。医療機関が卸から直接ワクチンを購入する地域では卸のレベルでワクチンの確保が難航しているらしい。
川崎市では市が入札でワクチンを一括購入する。この時に、購入量が決まってしまうので、必要量が確保できていないと不活化ポリオワクチンの時のように供給不足に陥る。
今回の4混ではそもそも見込まれる需要に対して供給にはあまり余裕がない。
そのため、各医療機関が余裕を見て注文を出すと初回配付から足りなくなって不活化ポリオの時の二の舞になってしまう。
そこで今回の4混では、各医療機関の昨年11月と今年7月の3混1回目の接種数の多い方を取って、それをベースの予定接種数とする。その数字に余裕を持たせた本数を1ヶ月分の配付本数として一括配付されることになった。予測需要より多めに配付される予定なので、予定される接種対象者だけなら余裕はあるはずだ、と言うのが市の考え方。
4混の接種対象は原則として2012年8月2日以降に生まれて、DPTワクチンもポリオワクチンも未接種の方ということになっている。これを厳密に守れば足りないという事はないだろう。
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