2012/11/01
もう11月である。今年も後2ヶ月しかない。急に寒くなってきたし、咳はおさまらない。終日マスクをして診療する。
11月1日からDPT-IPV四種混合ワクチンが導入される。川崎市ではワクチンを市が購入して各委託医療機関に配付するシステムになっている。この方式は卸の段階で市の購入分がまず確保されるので、個別の医療機関が卸から購入するより必要量を確保しやすい。
四種混合ワクチンは2社のメーカーで作られている。生産量が全国の今年8月以降生まれの赤ちゃんに限って接種して少し余る程度の量にとどまっている。この余裕の幅が小さいのが問題。
川崎市では8月の出生数から必要本数を計算してワクチンを確保。それを昨年11月と今年7月のDPT三種混合の接種実績から細かくワクチンの配付数を計算して配付することになった。
11月に四種混合を接種するのは原則として今年8月以降に生まれた赤ちゃん。12月には2回目の接種があるからザックリ言っても2倍の量が必要。1月には3倍。
これは厚労省が示したワクチン出荷スケジュールに盛り込まれているので、その通りに出荷されるのであればギリギリ間に合う。
本日四混の接種は3名。全員、ヒブ・肺炎球菌の2回目と同時接種。
予診票は従来の三種混合に「ポリオ」と手書きで書き加える。「急性灰白髄炎」と書いてもよいそうなのだが、誰がそんな難しい漢字をすらすら書けるというのだ。
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