2012/11/08
寒くなってきて外来が混み始めている。そんな中、朝イチの飛び込みでアナフィラキシーのお子さんがきた。
もともと強いミルクアレルギーがあって除去食を行っていた。それが、今朝、豆乳を飲ませたつもりだったのがなんと牛乳だったらしい。
とたんに全身のじんま疹がでて嘔吐。ぜいぜいして呼吸が苦しくなり機嫌が悪くなったというので急いで来院。
順番を飛ばして最初に診察する。
呼吸困難と言うほどではないが、ぜいぜいして顔色が悪く酸素飽和度は85%。200近い頻脈。血圧は測っていないのだが多分落ちているはずで、こういう状態をアナフィラキシーショックという。
すぐに10倍希釈のボスミンを作って筋注。
効果はてきめん。
呼吸はすっと楽になって、みるみるうちにじんま疹も引いていく。酸素飽和度も97%に回復。
その後1時間ほど経過を見て普段の状態に戻ったのを確認して帰ってもらった。
一人目の患者さんがこういうことだとその後ずっと遅れが続いてしまう。
午後もワクチンの時間に同時接種が多くて押せ押せとなって、結局一日中渋滞することになった。
午後の診療終了後に育児雑誌の取材があって、これがおまけの延長戦。
ハードな一日。ああ、疲れた。
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