2012/11/25
日本旅行医学会東京大会の教育講演に招かれて予防接種の話をしてきた。
この話が来るまで日本旅行医学会という存在を知らなかった。何となく断りそびれているうちに返事をしなくてはいけなくなり、え、じゃあ、お引き受けします、となったのは今年の3月頃だったと思う。
ずっと先の話だからいいやと思っていたら、その日はいつか来るのである。
ということで、今日になった。
旅行医学と関連して渡航用ワクチンの話をするわけではなく、日本のワクチンの現状を話してほしいということで、いつものお話しをした。
他の演題や懇親会の話題で旅行医学会というのがどういうことをしているのか、おぼろげながらわかってきた。
九寨溝、マチュピュチュ、ヒマラヤなどの高地の旅行での高山病対策とか、富士登山の健康管理とか、そういう話題が多かった。
小さい子どもを連れて飛行機に乗るときの対策などもこの学会マターなのだなと思った。
子どもを連れて海外旅行に行くので睡眠薬を処方してほしいとたのまれることがある。うちではこういう場合の処方はお断りしているのだが、旅行学会ではどうなのだろうか。
先日、機内で子どもが泣き続けていたのに怒って女性漫画家が親を非難し、そのことを文章にしたことで議論がおこったことを思い出して懇親会で質問してみた。
これから検討してみますとのことだったが、睡眠薬を出すかどうかアンケート調査をしてみれば面白いと思った。
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