予防接種法改正

Dr.かたおかの診療日誌

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2013/03/29

本日の午後に予防接種法改正案は参議院で可決され成立した。明日には発布され、４月１日から発効する予定。

期限のぎりぎりの滑り込みセーフといったとことろ。

これで、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がん予防ワクチンの３ワクチンが定期接種となる。

２年前から接種推進事業として、川崎市をはじめ多くの市町村では自己負担なしで接種できていたので目に見える変化はないかもしれない。

水痘、おたふく、B型肝炎、成人用肺炎球菌、ロタの５ワクチンは「任意」接種のままだが、これらも早急に定期接種とするようにという「付帯決議」が付いた。

予診票などは法案の成立を見越して印刷されていたのだが、さすがに法案成立前に配布してしまうのはお役所的はあり得ないこと。それでも昨日届いていた。

川崎市ではこれまで使っていたB5サイズの予診票からA4サイズに変更になる。

とはいえ新しい予診票を手にした市民はまだいないので、４月１日以降も以前の予診票も使える事になっている。

いくつか、変更点がある。

子宮頸がんワクチンでは、接種対象年齢が小学校６年から高校１年生までの５学年となった。

これまでは高校１年の時に１回でも接種していれば高校２年になっても残りの接種を自己負担なしで受けられたのが、今回の改正で高校２年の学年になる４月１日以降は自費での接種になる。

こういう人はいないかと調べて貰ったら１名４月から高校２年になる年齢で３回目がまだの人がいた。無料で受けるチャンスは明日１日なので連絡をさしあげた。