2013/07/02
小児科関連のメーリングリストで今流行っているちょっと典型的でない手足口病のことが話題になっている。地区医師会の役員会でも雑談で最初はヘルパンギーナみたいだね、という話が出た。
のどを見るとヘルパンギーナとしか言いようがない。
扁桃腺の両脇に赤い粘膜疹があり中心部の水疱がつぶれて潰瘍になっている。いかにも痛そうに見える。
ほほや唇の裏の粘膜、舌などに口内炎はあまりない。
発疹は熱が出て1-2日してから出てくるが、手足口病の好発部位、手のひら、足の裏、お尻などだけでなく全身に発疹ができる。腕や足、顔にもお腹にもできる。
どうもこれは2年前に流行したコクサッキー A6型に似ている。
ちょっと違うのは高熱が続くケースが多いこと。
ウイルスのPCR検査をすればこの変わった手足口病の正体がわかるはずだ。
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