梶が谷駅から徒歩9分
かたおか小児科クリニック

 クリニックは明日１４日（水）から１８日（日）まで夏休み。

 休み入り前日ということで終わり間際に駆け込みが多く、最近では珍しく延長戦となった。

お盆休みとは言え、皆が休みなわけでもなく。みなが出かけて留守というわけでもない。

熱を出す子もいれば、下痢をする子もいる。
海外から一時帰国で、日本脳炎の１期追加がまだというお子さん。日本脳炎ワクチンが新しくなった後も死亡事故があったと言うが安全なのか、というお問い合わせ。

一瞬、そんな話があったかと思ったが、確かに昨年１０歳の男の子が大暴れするので押さえつけて日本脳炎ワクチンを接種したら、心臓発作と思われる事故で亡くなった。これはワクチンのせいと言うより内服していた薬のため心臓発作を起こしやすい状態にあった子どもに強いストレスをあたえて発作が起きたということだという説明をした。帰国中に接種して行かれるようだ。

手足口病やヘルパンギーナはだいぶ下火になってきたが、咳、鼻水、喘鳴、発熱というケースが何人か。

うち一人は昨夜病院の救急で点滴を受けたという。レントゲンでは異常がなかったというから気管支炎ということだろう。救急でＲＳウイルスのチェックがされていなかったようなのでやってみたら陽性。

今週２日間で３人目のＲＳウイルスによる気管支炎である。

ＲＳウイルスだとわかって何かいいことがあるのかという人もいる。

ＲＳウイルスだとわかったら、クラリスやホクナリンテープやペリアクチンなどは無意味だと言うことがわかる。ペリアクチンなどは鼻水や痰を粘っこくさせるのでかえって危険だ。

呼吸困難や無呼吸を起こすこともあるので、病院に駆け込むタイミングや注意点を伝えることができる。

とは言え、同じようなケースがみなＲＳウイルスというわけではなく、原因不明ということも多い。

その他の原因のわからない発熱は、全身状態が良くてウイルス感染と思われるので、このまま様子を見てもらうことにした。

やはりまとまった日数を休むとなると心配の種が残るのは仕方がない。

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