2013/08/25
「お知らせ」にも書いたが、ワクチンの供給が滞ったため「妊婦の夫」のみに限定されていた成人へのMRワクチン接種助成対象者が、4月の開始当初と同じ「23歳から39歳までの男性」「23歳以上の妊娠を希望する女性」に復活した。
2か月間事実上中断していたので、9月30日までとされていた実施期間は11月30日まで延長される。
この2か月の間に風しんの患者数は急減したが、それでも例年の患者数よりまだまだ多い。
流行のピーク越えに、安堵するむきもあるのだが、ここで手を緩めてはならない。
対象者であるのにワクチン不足で接種できなかった人には是非受けて頂きたいと思う。
風しんの患者数は秋から冬にかけてさらに減っていくと思われるが、妊婦が感染して胎児に先天異常を引き起こす先天性風疹症候群の発症のピークは風しんのピークから6か月遅れてくることが過去の事例でわかっている。
東京では8月になって2例が報告されている。
風しんの患者発生のピークは6月半ばだったので、先天性風疹症候群はこれからもっと増えてくることが予想される。
風しんの免疫を持たない人が一定程度いる社会では必ずまた今回のような流行が起きる。
それを避けるためには、とにかくワクチンの接種。
今の川崎市の助成システムだけで今後の流行を防ぐことはできないが、できることはやる。最大限やるということで、対象の方には接種を受けて頂きたいと思う。
コメントを残す