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かたおか小児科クリニック

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豪雨の朝

2013/09/05

 朝、暗いうちから激しい雨音に目が覚める。すごい雨みたいだが、起きて窓の外を見る元気は出ない。

 雨は、小やみになったり激しくなったりで、出勤するときはバケツをひっくり返したような土砂降り。

この分では午前中の患者さんはゼロかなと思ってクリニックに行ってみたら、駐車場に次々車が入ってくる。そうか、当院の駐車場は狭くて車を入れにくいけれど、1階ピロティにあるので雨に濡れずに待合い室まで行けるのである。

なので、治癒の確認のための再診といった、何もこんな天気の時に無理してこなくても、というような赤ちゃんも来ている。

それでも、今日の朝の9時台はいつもより重症の患者さんの割合が多かった。

明け方に急に泣き出して、大汗をかいて起きてきた幼児。顔色が悪く、元気がなくうとうとしている。

昨夜寝るまではいつもと変わらなかったとのこと。

こりゃ、低血糖だなと思って血糖を測ったらビンゴ。血糖は43mg/dl。

点滴を始めたらすやすや眠りだした。

胃腸炎の嘔吐くらいでは滅多に点滴はしないのだが、低血糖があるときは話は別。

高熱が続く咳鼻水の幼児はRSウイルスが陽性だった。白血球やCRPは正常範囲なので、細菌感染の合併はなさそうなので抗菌薬は出さないで様子見ることに。

溶連菌感染と診断されて抗菌薬を処方されたが熱が一向に下がらないという児童は、見るからにアデノウイルス咽頭炎。念のため検査しておきましょうといって調べたらやはりアデノウイルス陽性。溶連菌が弱陽性の時は本当にそれが原因かどうかよく考える必要がある。と言っても、後から見る医者は「抗菌薬が効かない」という大きな情報を得て診断するのだから断然有利な立場にいる。

さて、雨が上がったら忙しくなるかなと思ったが、案外そうでもない。

その後はまた夏休みモードで、ゆっくりペース。


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