2013/10/29
ここで何度かRSウイルスの流行について書いた。
ここ数日でまたRSウイルスとおぼしき患者さんが増えている。
ある保育園で複数の子どもがRSウイルス陽性だったら、その後周囲で似たような症状がでたらまずRSウイルスと考えてよい。
なので、続いて患者さんが出たらもうRSウイルスの検査はしない。たぶんRSでしょう、ということですませる。検査は流行状況の把握という面が大きいのである。
乳児期早期ではRSウイルスは重症化する傾向があるので、怪しいと思ったら確認のために検査はする。
でも、1歳過ぎたら重症化する事は少ないし、特別な治療法はないのであえてRSウイルスかどうかを調べるメリットはおおきくはない。
保育園のクラスにRSウイルス感染で休んでいる子どもがいて、その後他の子に発熱、咳、鼻水、喘鳴が出ると、RSウイルスかどうか調べてもらってきなさいと帰されることがよくある。
これは調べるまでもなくRSウイルス感染症と考えて対応する。
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