2014/01/27
乳幼児健診研修会で横浜市大小児科教授西巻滋先生の講演「最近の胎児環境から新しい子育てを考える」を拝聴。
全編を通じてとても興味深い話し。
胎児期の環境、中でも今日の話のメインは母親の環境が胎児におよぼす影響。
妊婦さんの体重が年々少なくなっているそうだ。妊婦さんがスリム化する。
スレンダーで可愛いママというのが止まらないトレンド。
妊娠中にダイエットしたという妊婦さんが35%にのぼるというデータもあるそうだ。
それに伴って、生まれてくる赤ちゃんの体重も少なくなってきている。
この小さく産まれてきた赤ちゃんが成人病のリスクをかかえて育つのではないかという仮説が紹介された。小さく産んで大きく育てるというのは間違いで、メタボリックシンドローム予備軍を増やすのではないかと。
最近の日本の傾向として、
痩せた母親から
小柄な子が生まれ
肥満児になる
と言うことのようで、この問題をみんなで考えてみましょうというお話し。
クリアカットな結論はでないが、大きな問題点だと思う。
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