2014/05/15
今夜は北部小児急病センターの準夜当番。
診療開始早々は晩ご飯を食べられるかどうか一瞬心配になったが、第一波が過ぎたらあとはぽつぽつ。他の日の記録を見ても昨日を除いて、このところ小児急病センターの受診者数は少ない。
じんま疹が2名で目立ったくらい。
嘔吐、発熱、熱性痙攣でダイアップの過剰投与等。
熱性痙攣の既往のある子どもが発熱したときにダイアップを予防的に使うかどうかは議論のあるところ。
私ははっきりと複雑型熱性痙攣と診断がつくケース以外には予防投与は勧めないのだが、単純性熱性痙攣の既往がある子どもの発熱時にもダイアップを勧めるドクターは案外多い。
痙攣のあと、すでに痙攣は止まっているのに次の痙攣を予防するためと、ダイアップを入れ、解熱しないときは8時間後に2回目。これだと、ダイアップのせいで朦朧としているのか、脳炎や髄膜炎で意識レベルが落ちているのかわかりにくいこともある。
使ってあまりいいことはない薬であると私は思う。
時には過剰投与というような事態も起きる。
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