2014/06/23
最近長い熱の患者さんが多いと書いたが、熱はいつか下がる。いや下がってほしい。
熱が長いと、熱の原因を探るために検査をする。
検査の結果で何が原因かがわかれば、有効な治療法はなくてもあとどのくらい熱が出るのかの予測が立つ。予測がたてば不安は軽くなる。
心配なのはいろいろ調べても原因のわからない熱。こういうのを不明熱という。どのくらい調べてわからなかったら不明熱なのか定義は忘れてしまった。
風邪症状の熱が長引いた1歳児。
もうそろそろ下がりますよ、といいながら40℃前後の熱が7日、8日と続く。熱型表だけを見たら川崎病かと思ってしまうのだが、川崎病特有の症状はない。
血液検査からはウイルス感染を疑わせる。
熱が長い割に機嫌も悪くはない。
週明けの今日で10日目。
熱は下がっていた!
熱型表では昨日解熱しているので発熱9日間ということになる。
体中に発疹が出ている。発疹が出たからといって川崎病ではない。
発疹は典型的な突発性発疹症。
私の経験では、最長発熱期間の突発性発疹症だ。
明けない夜はないのだ。
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