2014/07/02
休診日の午後は医師会館で の会議のあと梶ヶ谷に戻って保育園の健診。
ゼロ歳児のクラスで下痢の欠席が多い。
クリニックでも長く続く下痢の赤ちゃんを数多く見かける。
普通ウイルス性胃腸炎の下痢は1週間くらいで治まるのだが、10日、2週間と断続的に下痢が続いている。熱はなく、食欲もあって、機嫌もよい。下痢は軽症なので本人はあまり困っていないようなのだが、オムツかぶれとオムツ替えの手間が大変である。
途中から二次性乳糖不耐症となっている事も多い。
これまで調べた中ではロタ、ノロ、アデノなどの胃腸炎を起こす検査可能なウイルスは見つからない。
中には少量の粘血便が混じる子もいるが、病原性大腸菌でもない。
川崎市のロタウイルスワクチンの接種率は推計で60%とのこと。
この程度接種率が上がると大きな流行が起きなくなっている。
春先にワクチン未接種のお子さんでロタウイルス胃腸炎と診断した事があったが、周囲への流行とはならなかった。
重症の下痢症が少なくなったのはワクチンのおかげと言えるだろう。
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