2014/09/02
デング熱の感染者が増え続けている。今回の代々木公園と接点のある患者は今日12人増えて34人へ。
こうなると、代々木公園の近くを通りがかったことがあるという人が急な高熱ということになると、もしや、ということになる。
おそらく、多くの医療機関にはそういう患者さんがおいでになっていることだろう。
当院にも、高熱と関節痛で8月後半に代々木公園に行ったというお子さんが来た。
だいたいデング熱を診たことがないので、直観ではわからない。
デング熱の主な症状は、
急な発熱、頭痛(目の奥が痛い)、関節痛、悪心・嘔吐、下痢、等の症状が5-7日続いて、熱が下がる頃に発疹が出る。
血液検査では、血小板数減少(これは診断上重要)、白血球数減少などが特徴。
ということで、血液検査を行った。
血小板数は正常値。白血球数は正常かやや増加。
これだけでも違いそう。
おそらく「夏かぜ」だろう。
ただし、気になるのは8月中に発熱、頭痛、の患者さんが結構いたこと。
デング熱など疑ってもみなかった。
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