2014/10/16
エボラ出血熱、デング熱、MARS(中東呼吸器症候群)など今話題の感染症についての講演会が高津市民館で行われた。
講師は川崎市健康安全研究所所長岡部信彦先生。
世界中で以前とは比べものにならないくらい人や物の往来がある。
そうした中で感染症の拡がりは加速する。
エボラ出血熱のウイルスはコウモリやゴリラチンパンジーなどの動物が持っていて、それを食用にする文化からヒトへの感染が起きるようになったのだという。
ギニアの郷土料理のコウモリのスパイシーシチューはコウモリと知らなければチキンカレーと思って食べちゃいそうだ。
感染は血液や体液を介して起きるので、B型肝炎やAIDSと同レベルでよいはずなのだが、医療関係者が多く感染しているのは感染防御体制に問題があると言うことらしい。
デング熱は秋になって気温が下がってきて蚊の活動が止まるので今シーズンはこれでおさまるだろうが、来年もまた同じような国内感染が起きる可能性はある。
国内で診断できる体制を作っておかないと、いくらエボラと違って死亡率が低いとは言っても、不安を解消することはできない。
川崎市では10年以上前から週に1回蚊をつかまえて病原ウイルスを持っているかどうかの検査をしているそうだ。
デング熱ウイルスはみつかったことがないそうだが、日本脳炎ウイルスを持った蚊は捕まったことがあるそうだ。
来夏は蚊の対策を考えないといけない。
梶ヶ谷第一公園なんて蚊が一杯いそうだ。
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