2014/12/13
長く続く熱と咳の原因がマイコプラズマ肺炎だったというケースが今週2例。
マイコプラズマ感染症も初期の症状はインフルエンザなどの「風邪」と区別しにくい。
症状で言えば、咳がひどい割に鼻水があまりでないといことくらい。
注意して聴診すれば、肺炎のときに特徴的な呼吸音(ラ音)が聞こえる。
白血球数や炎症反応のCRPなどの値も特徴的なものがない。
血液中のマイコプラズマ抗体をはかる方法もあるが、抗体が陽性になるまでに時間がかかるし、以前かかった時の抗体が残っていて陽性にでることもある。
最近では溶連菌の検査と同じように喉の奥を綿棒で擦って調べる方法があって、その場ですぐに結果が出る。
これでマイコプラズマ肺炎の診断は簡単になった。
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