2015/06/02
子どもの小さな外傷はまず小児科で診た方がよい、というのが長年の経験から出た結論である。
外傷だからと、いきなりCTが撮れる救急対応可能な病院へ行けというのでは、あまりに無駄な救急受診が増えてしまう。
もちろん、意識が無い、出血が止まらないなどという状態なら小児科はお呼びではないのだが、ほとんどのケースでは受傷後もケロッとして元気。
一度小児科の目を通して救急対応が必要かどうかを判断する。
これだけで、随分無駄な受診が減る。
今日は患者さんが少なかったので閑だったのだが、落ちた・転んだ・ぶつけたの3人が受診した。
頭を打ったとなると、あとあと何か残らないかということが心配になる。
念のためにとおいでになる方がほとんどなのだが、人間の身体は案外丈夫に出来ている。
長いこと小児科をやっていると、大丈夫かどうかは、見ただけでわかるようになってくる。
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