2015/07/09
園医をしている保育園の月一回の健診に出かけた。
保育園の健診は昼休みに済ませられたらいいのだが、私たち医者の昼休みは園児たちにはお昼寝の時間。
昼寝の邪魔をしないでおこうとすると、当院の診療時間からいえば休診日に行くしかない。
クリニックでもこのところ手足口病が多いのだが、保育園がその震源地であることがよくわかった。
1歳児、2歳児の大半が今手足口病か既に罹ったかのどちらか。
もう少ししたら、みんなにいきわたって流行は終息するだろう。
手足口病は「エンテロウイルス」と総称されるウイルスの仲間の感染で起きる。
現在の医学では、このウイルスをおさえる薬もワクチンもない。
口内炎や発疹が消えてもまだ感染力がある。どこまで様子を見たらうつらなくなるのかがわからない。
出席停止としてもしなくても施設内の流行をおさえることができないので出席停止の病気とはなっていない。
まあ、お手上げという状態なのだが、幸い手足口病で重症化することは滅多にない。
あまり神経質に対応する必要はないと思っている。
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