2015/08/01
先日の予約システムのダウンはとりあえず代替機を急遽借りることで事なきを得た。
ただし、後継機種を引き続き契約するというのが代替機貸出の条件だった。
5年のリース期間を過ぎて2年目の再リース。OSはWindowsXPだ。
どうして早めに後継機種にリプレイスしなかったのかというと、この予約システムが同時接種など複雑になった予防接種の予約に対応していないことにあった。
そのため、予防接種の予約はWeb予約のみ。それも同時接種には十分対応できていないので、ややこしい予約は受付窓口でという流れでやってきた。
出来たら今の環境を大きく変えずに新しいシステムに移行したいという気持ちが、だらだら再リースとなっていたのだ。
予防接種の予約の自動化は結構難しい。
接種するワクチンの準備があるので、同時接種の内容が分かる予約法は必須である。
接種できる月齢もワクチンによって微妙に違う。
ヒブ、小児用肺炎球菌は生後2ヶ月から接種できるが4種混合は生後3ヶ月から。生後3ヶ月というのは2ヶ月28日とはちがう。
追加接種の時期も肺炎球菌なら1歳を超えて3回目から60日以上、ヒブは3回目から7ヶ月以上とちがっている。
異なるワクチンの接種間隔も不活化ワクチンなら中6日、生ワクチンなら中27日とか、
間違った時期に予約が入らないようにするためには、予約システムにチェック機能があるとよい。
VPDを知って、子どもを守ろうの会の予防接種スケジューラーアプリならそういう機能をもっているので、これが予約システムと連動すると素晴らしいなあ、などと考えて、どこかに良いシステムはないかなと探しているうちに今回のシステムダウン。
結局、現在の予約システムがバージョンアップして同時接種対応になるまでは、このシステムのままでで何とかやっていくしかないということになった。
現システムでは予防接種という項目の下に3ページ27個のサブ項目を作れる。このサブ項目の中によくある同時接種の組み合わせを入れてしまうことにした。
ヒブ+肺炎球菌+4混+B肝 とか MR+水痘+おたふく とか。
1歳になったら接種出来る生3兄弟と追加の不活化3兄弟の6本同時接種の項目も作った。
考えられるあらゆる組み合わせを作るとなるととんでもない数になる。その中の精鋭27人だ。
この組み合わせにない場合は、残念ながら窓口で予約だ。
こんな事はとっくにやっていなくてはいけなかった事なのだが、予防接種の予約は窓口でという頭がずっとあったので遅れてしまった。
とにかく、予防接種の予約が少しでも取りやすくなるように工夫していかなくては、
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