2015/08/08
7月の半ば過ぎからマイコプラズマ感染症が増えている。
夏休みに入って手足口病やヘルパンギーナが落ち着いてきたところなので、余計に目立つ。
電子カルテで検索してみたら7月1日から今日までで、マイコプラズマ迅速検査(リボテストマイコプラズマ)で陽性になったケースが10例。
年齢は11〜12歳が3名で同じ小学校。
3歳〜6歳が7名で同じ保育園で複数名の患児がいる。
症状はほぼ共通で、最初は熱だけでそのうち咳が出はじめる。
聴診すると肺雑音がある。
迅速検査は発熱3〜5日目。
同時に血液検査もしているが、WBCは4000〜6000位、CRPは0.4〜3.0程度。
治療は11〜12歳はミノマイシンの内服。
全例24時間以内に解熱。
3〜6歳は1例オゼックスを最初から使ったほかはジスロマックで開始。
いずれのケースも24時間以内に解熱。
マイコプラズマのマクロライド耐性が言われているのだが、マクロライドは効いているという印象。
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