2015/10/15
マイコプラズマ感染症が相変わらず多い。日に数人は必ずいる。この辺りで流行っているという情報をたどっていくと情報元は当院だったりするので、他所の状況も知りたいところ。「マイコプラズマ肺炎」と「肺炎」がついているので、これは大変、重症化する病気かと思っている方が多い。
もちろん希に命に関わるような症状に進展する方もいるが、ほとんどは軽症である。
どういう症状でマイコプラズマを疑うかというと、
熱と咳が長引くがその割には元気、見た目は普通の風邪だと思って聴診してみたら呼吸音が異常、周りに流行があって咳や熱が出てきた・・・ など。
つまり、急いで診断をつけて急いで治療しなくてはならない病気ではない。
学校保健安全法で出席停止とする病気でもない。
流行っているからといってそうナーバスになる必要はないのだ。
ただし、マイコプラズマ感染症には有効な抗菌薬があるので、診断はきちんとつけた方がよい。
熱や咳があればなんでもかんでも抗菌薬、とならないためにも検査診断は重要だ。
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