2015/10/21
今日の昼頃、とあるテレビ局からニュース番組の取材依頼の電話があった。
インフルエンザワクチンを製造しているワクチンメーカーのうち、ある1社の製品が国家検定は通ったものの、それまでの製造承認の書類が不備という事で厚労省から出荷が差し止められていると言う件である。
その影響はどうですか、困っていませんかというものなのだが、ワクチンが検定落ちなどのため出荷が遅れるというのは困ったことだがよくあること。
そのため当院では、インフルエンザワクチンに限らず、ワクチンは出来るだけ複数のメーカーのものを使うようにしている。
仮に1社の製品が検定落ちしても、普段から複数のメーカー・複数の卸さんとお付き合いしていればいざとなったときに無理が言える。
今回の件もそのことが功を奏して、ワクチン不足で困るということはなく普通に接種が出来ている。
ワクチンの危機管理の一つという事である。
そういうお話をしたら、しばらくしてまた電話がかかってきて、別のクリニックに取材をお願いしましたとのこと。
困っていないと絵にならないのかかなと思っていたらちょうど同じ頃に別の情報が入った。
出荷停止となっていたK社のワクチンの出荷が許可されたとのこと。
ワクチンの品薄が解消されるのは時間の問題となった。
まずはめでたしだが、今夜のニュースはどういう風に構成するのだろう。
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