2015/12/12
今週は嘔吐下痢の感染性胃腸炎が大ブレイク。
嘔吐、腹痛、発熱、下痢・・・症状は軽くて2−3度吐いてそれで終わりというものから、結構脱水になってきつそうなものまで、様々である。
何人か便を検査したが、ノロウイルスが陽性。
おそらくほとんどがノロだろう。
そんな中、一人、嘔吐のあと下痢にならないで腹痛だけが続いている男の子がいた。
痛みは右下腹部。
怪しいなと思って腹部超音波検査をしてみたらやっぱり虫垂炎。
大学病院で即日手術となった。
ワンパターン診療には危険が潜んでいる。どんなに忙しくても、こういう「診断をきちんとつける」手間を惜しんではならないとつくづく思う。
今日は、マイコプラズマだと思って抗菌薬を出していた9か月児が解熱しないと言うので再診。マイコプラズマとRSの検査してみたらRSが陽性。ゼロ歳児なんだからRSをまず疑うべきだろうと自分で突っ込みを入れる。
ほとんど鼻水が出ないRSウイルス感染症もあるのだと、認識が新たになった。
酸素飽和度が少し下がっていたのと、おっぱいが飲めなくなってきていたのでこちらも入院をお願いした。
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