2015/12/31
今年は12月29日午前の部まで診療。
最終日は大きな混雑もなく時間通りに終わった。
今季2人目のインフルエンザ患者は子どもの頃からみている大学生。A型だった。
川崎市の感染症情報発信システム(KIDSS)に登録。
サーベイランス情報の昨年との比較グラフを見てみると、違いがくっきり。
昨年は12月初めから増え始めて12月20日を境に一気に右肩上がりのカーブが急になっている。
今年はずっと低いままで経過して、やはり12月20日辺りから増え始めているが、1医療機関辺りの報告数は1.0には達しない。
結局、最後まで多かったのはノロウイルスと思われる感染性胃腸炎とマイコプラズマ感染症。
便のウイルス迅速検査は流行状況の把握のために散発的に実施したが、12月後半はノロウイルス陰性のケースもあった。
マイコプラズマは迅速検査キットが品薄という話だったが、結局欠品となる事はなかった。
マクロライド耐性マイコプラズマは言われているほど多くはなく、大半はマクロライドで解熱している。電子カルテからデータを出そうと思えば出来るので、これは来年への宿題かな。
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