2018/03/18
重い心身の障害をかかえて在宅で医療を受けている子どもたちがいる。
多くは、生まれてから長く基幹病院の新生児科、小児科に入院して、紆余曲折の末やっと退院できたというケース。
退院してからも、基幹病院には定期的に通院しているのだが、ふだんのケアや予防接種、相談などを身近なかかりつけ医に担当してもらえれば安心だろう。
そういうニーズに応えて、開業医が小児在宅医療に積極的に関わっていこうという流れができてきている。
私もこの流れに参加したいと思った。
勤務医の頃は重症児の経鼻チューブ栄養、在宅酸素療法、在宅人工呼吸管理などに関わってきたが、何と言ってもあれから20有余年が経過している。
在宅用の人工呼吸器の進歩はめざましい。
今日の講習会で展示されていた在宅用の人工呼吸器はサイズもバッテリー駆動時間も、何よりも患者さんにフィットする機能が格段に進んでいる。
気管カニューレの交換は30年近くご無沙汰している。
胃瘻チューブの交換はしたことがない。
浦島太郎状態から脱却するのに今日の講習会はとても有意義だった。
この講習会を企画している勤務医時代の同僚のN先生やS先生に深く感謝したい。
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