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かたおか小児科クリニック

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麻しん(はしか)の流行

2018/04/25

沖縄で麻しんが流行している。発端は台湾から来た旅行者で、感染力の強い時期にあちこち人の多いところを移動して麻しんウイルスをばらまいた。

4月24日現在沖縄での患者は70名と発表されている。

東京で3名、愛知で2名など本土にも飛び火している。

これからは、川崎市を含めた首都圏でも警戒が必要だ。

麻しんは感染力が強く、感染予防にうがい手洗いなどは全く役に立たない。

予防策は何と言ってもワクチンに尽きる。

沖縄での発症者の大半は未接種か接種歴不明。

沖縄に行く、行かないに関わらず「年長さん」以上の年齢では麻しん・風しんワクチンの2回接種が必要。

2008年から始まった3期・4期に間に合わなかった世代が現在29歳になっている。

これより上の世代は制度上、麻しんを含むワクチンは1回の接種機会しかなかった。追加で2回目の接種をした覚えのない人は、できるだけ早く麻しん・風しんワクチンの接種を考えてほしい。

60歳以上はほぼ麻しんにかかったことがあるはずなのでワクチン歴が不明でも必要はない。

これから親になる世代は風しん対策も重要なので是非MRワクチンで受けて欲しい。

1歳〜5歳のMR1期だけの年代は、これから沖縄に行くということでも2期の年齢に達しないのを早めて接種する必要はない。

沖縄では6か月〜11か月のまだワクチンを接種できない年代にも緊急措置としてMRワクチンの接種が勧められているが、沖縄県外では勧められていない。

これからゼロ歳児を連れて沖縄に旅行するという場合はどうか。

沖縄県のホームページには、

旅行でお越しになる小さいお子さまにも沖縄県の素晴らしさを体験していただきたいのですが、現在の麻しんの流行が終息した後、来ていただくことが安心です。

と、書かれている。

どうしても行かなくてはならないという方もおられると思うので、その場合は相談に来ていただきたい。ややこしいので、電話じゃちょっと無理。

 


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