2022/07/20
オミクロン株の変異腫BA-5の感染拡大で、首都圏では第7波の感染拡大が止まりません。
BA-5はこれまで主流だったBA-2より更に感染力が強いといわれています。
第7波の特徴は、感染の中心が若年層、それも10歳台以下の子どもにあることです。
20台30台の親世代の3回目のワクチン接種が進んでいないことも大きいですが、3月から始まった5歳〜11歳の小児用ワクチンの2回接種完了が7月頭の時点で17%程度ということが大きな心配です。
当院の小児用コロナワクチンの予約は低調です。
子どもは重症化しないと言われていますが、感染者数が増えれば、重症化する子どもも増えます。元々少ない小児のコロナ病床はすでに逼迫してきています。
小児用ワクチンは親世代が受けたワクチンと比べて、1/3から1/5の成分量で、発熱や痛みなどの副反応はずっと少ない事がわかっています。
感染予防効果は完全ではありませんが、インフルエンザワクチン程度の効果は期待できます。
流行中のオミクロン株への感染予防効果をあげるには、12歳以上でも3回目の接種が必要です。
小児も1回目、2回目が済んでいないと、3回目の接種はできません。
第7波だけではなく、この次の第8波に備えるためにも、まずは接種できるときに接種しておきたいものです。
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