2018/04/15
インフルエンザが少なくなってきている3月初め頃からヒトメタニューモウイルス感染症が増えてきていた。
保育園などで、インフルエンザでも溶連菌でもない長く続く咳、鼻水、熱が流行している。これらの中にはヒトメタニューモウイルス感染症が含まれていた可能性が高い。
これはと思う患者さんに迅速検査をしてみると結構な確率で陽性に出る。
4月中旬の現在も流行は続いているようで、昨日も一人長引く熱と咳できた患者さんがヒトメタニューモウイルスによる肺炎だった。
肺炎はX線を撮らなくても、聴診で診断できる。
問題は、こうして長引いたヒトメタニューモウイルス感染症がウイルスの単独感染によるものかどうか。血液検査では白血球が増えており、CRPも高値だった。おそらく細菌の混合感染がある。と言うことで、抗菌薬を投与した。
過去にも、何度かヒトメタニューモウイルス感染法については書いているので以下にリンクを張っておく。
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